社会人からの転職の場合

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久保彩花さん(27歳)

前職・化粧品の販売員



プロフィール

デパートで美容部員をしていました!
以前は、デパートの化粧品売り場で美容部員をしていました。
1日中立ち仕事で、家に着くのは11時過ぎ。売上げノルマもあり、週末に休みを取れることなんて稀なので友だちとも遊べない。
5年ほど続けた頃、結婚や子育てなど自分の将来を考えた時に、この仕事をずっと続けられるか不安を感じるようになりました。

きっかけは友だちから「医療事務はどう?」と勧められ、軽い気持ちでスクールの説明会に参加。
医療なんて私には難しくて最初から無理と決めつけていたものの、ライフイベントに合わせて長く働ける仕事だとわかり、自分もチャレンジしてみようと思えました。

資格はどのように取得しましたか? 勉強期間は?
詳しい試験内容等を聞いたところ、独学で受験するのは無理だと思い、スクールに通って資格をとることに決めました。勉強期間はだいたい3~4か月ぐらいです 。
働きながらスクールに通ったのですか?
夜6時以降の、夜間講座のあるスクールを選んで通いました。だいたい週2回ぐらいでした。
あと、休日は午前だけ、午後だけという感じで、なるべく自分のペースで勉強しました。

どの資格を取得しましたか?
私が選んだのは、「医療事務技能審査試験2級」です。とてもベーシックな資格です。
毎月受験できることや、講座を受ければ実務経験が免除になることも決め手になりました。あと、スクールが自宅から通いやすい場所にあったことも決め手かも…。

資格の勉強は難しくなかった?
保険のしくみや診療費の計算など、初歩の初歩から教えてくれるのでわかりやすかったです。予備知識がなくてもまったく問題ありませんでした。
ただ、仕事と勉強の両立は大変で、通勤の合間や休憩時間など、ちょっとした時間を利用して勉強してました。
他にはどんなことを勉強するの?
看護学や医療に関する法規、患者さんへの接遇なども学びました。特に接遇の授業は、販売員をしていた経験が役立ち、実際の現場でも役立っています。

模擬試験はどんなことをするの?
本番と同じような形式で、択一式の学科問題とレセプト問題が出題されました。時間も測りながら行なうので、本番さながらの緊張感がありました。
模擬試験の感想は?
勉強していたつもりでも緊張のせいかちょっとしたミスが意外と多く、改めて自分の実力が問われた感じです。
でも、本番の試験前に自分の弱点がわかりよかったです。レセプト問題のミスが多かったので、、毎日1枚レセプトを作って弱点を克服する勉強をしました。

本番の試験の感想は?
本試験は「学科」と「実技(レセプト、接遇)」の2本立てです。3か月勉強してきた成果が問われるかと思うと緊張したけど、模擬試験を経験していたので試験が始まってからは落ち着いて問題を解けました。
難しくなかった?
難しい問題もありました。
資料の持ち込みがOKとはいえ、試験時間は限られているので教材にインデックスをつけて確認したいページをすぐ開けられるようにしておいたのが正解でした。でも、丸暗記の必要がないぶん勉強しやすかったです。

一回で合格できましたか?
結果が出るまでは受かっているか不安でした。まったく知識がない私でも3か月という短期間で、しかも1発で合格できました。
お友だちも合格した?
私が受けた試験は、合格率が6割ぐらいと聞いています。落ちてしまった友だちもいたけど、「来月また受ける!」と合格へ向けてすぐに勉強を始めていました。毎月受験のチャンスがあるので次は受かると思います。

求人情報はどうやって探しましたか?
スクールの就職センターで、要望通りの求人を紹介してもらえました。
ハローワーク、インターネット、求人誌など、自分でいろいろ探してもなかなか見つからなかったのですが、就職センターには公開されてない情報もあるんだと知り、改めてスクールに通ってよかったと思いました。
探してみて思ったことは?
会社を辞めて転職するから、ぜったい正社員がいいと考えていたのですが、条件を絞りすぎると見つかりにくいと感じました。
最初は就業形態にこだわらず経験を積んだほうがいいのかもしれませんね。

就職活動は大変でしたか?
就活は学生の時以来なので大変というより新鮮な感じでした。スクールの就職担当の人にいろいろとアドバイスをもらえたので、安心して活動できました。
具体的には?
履歴書の書き方から応募書類の出し方、それから面接時の服装やメイク、受け答えのアドバイスなど、医療機関に就職するためのサポートをしてもらえたので心強かったです。

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